フアイアについて調べている

中国の抗がん新薬「フアイア(Huaier)」は可能性がありそうな気がする

乳がん

【試験管内&生体実験】フアイアはシグナル伝達経路を介して乳がんの進行を抑制する

中国でフアイアにおける乳がんの研究を進めているチームが最新の論文を発表した。フアイアのがん抑制システムはなにがどこに作用して起きているのかを解明しようとしている一つである。 Frontiers in Oncology誌のインパクトファクターは4.416。 研究の原文…

大したことない効果を大げさに見せるテクニック【小林製薬シイタケ菌糸体】

がん関連で検索すると、よく出てくる小林製薬のパブリシティ記事。 gan-senshiniryo.jp 蕗書房という、出版社だかネット媒体だかわからないサイトに掲載されている。スポンサーがお金を払って載せたものかよくわからないが、その可能性は高いと思っている。 …

【メタ分析】早期乳がん8,578人の治療結果から見る抗がん剤の有効性

以前の記事でフアイアの肝臓がん手術後の1,000例規模研究の有意性について紹介した。96週経過後にフアイア使用群の方が10%くらい無再発生存率が高かったのである。 フアイアの使用群と非使用群の差 「え?たった10%?」と思われるかもしれないが、医療の世界…

【試験管、生体実験結果】Huaier抽出物は腫瘍関連マクロファージの調節を介して乳癌を抑制する【ネイチャー電子版掲載】

2016年になるが、試験管と生体実験の結果でフアイアの乳がん抑制効果が研究発表されていた。掲載誌はネイチャー配下の電子版媒体Scientific Reports(IF 4.011)。ここに概要を紹介したい。 アブストラクト 腫瘍微小環境のマクロファージはほとんどがM2極性…

【試験管、生体内実験結果】トリプルネガティブ乳がんでの抗がん作用

トリプルネガティブ乳がんとは、国立がん研究センターがん情報サービス用語集にては以下のように記載されている。 乳がんのタイプの1つです。女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)により増殖する性質をもたず、かつ、がん細胞の増殖に関わるHER2タ…

【研究論文】乳がん患者におけるフアイア抽出物の有効性。284例に対する後ろ向き研究

Clinical and Translational Oncology , 2019 May 2019年5月、Clinical and Translational Oncologyに「乳癌患者におけるフアイア抽出物顆粒状製品の有効性」という論文が掲載された。 後ろ向き研究でありジャーナルのImapct Factorも1.36(2018)しかないが…