中国でフアイアにおける乳がんの研究を進めているチームが最新の論文を発表した。フアイアのがん抑制システムはなにがどこに作用して起きているのかを解明しようとしている一つである。 Frontiers in Oncology誌のインパクトファクターは4.416。 研究の原文…
医療法無視の悪質サイトを発見 久々に腹立たしいサイトを見つけた。むしろ腹立たしいを通り越して呆れている。 実は先日「がん」関連のキーワードで検索していて出てきた広告がある。 セカンドオピニオンをうたっているが… それにより行きつくサイトが以下で…
いろいろな方の闘病ブログを拝見している。 現在すでに病床にある方はもちろん、治療後、一生懸命生活していらっしゃるお姿などさまざまである。 治療が終わって、一応安心していい経過時間というものがある。胃がんや大腸がんでは5年再発がなければおめでと…
がん関連で検索すると、よく出てくる小林製薬のパブリシティ記事。 gan-senshiniryo.jp 蕗書房という、出版社だかネット媒体だかわからないサイトに掲載されている。スポンサーがお金を払って載せたものかよくわからないが、その可能性は高いと思っている。 …
医薬品と食品は何が違うか。 医薬品は製造販売広告の管理に、厳密な法の規制を受ける代わりに、認められた「効果効能」を謳うことができる。食品は比較的自由だが効果効能を謳うことができない。それを想起させるような表現もかなり規制される。 「食品は医…
以前の記事でフアイアの肝臓がん手術後の1,000例規模研究の有意性について紹介した。96週経過後にフアイア使用群の方が10%くらい無再発生存率が高かったのである。 フアイアの使用群と非使用群の差 「え?たった10%?」と思われるかもしれないが、医療の世界…
高濃度ビタミンC点滴が抗がん剤の治療効果を高めたり、QOLをあげるように喧伝されている事例を多く見受ける。 実際、点滴というものは素晴らしいもので、脱水症状のときに生理食塩水を、疲労の時にブドウ糖を静注するなどすると、數十分から数時間で生まれ…
2016年になるが、試験管と生体実験の結果でフアイアの乳がん抑制効果が研究発表されていた。掲載誌はネイチャー配下の電子版媒体Scientific Reports(IF 4.011)。ここに概要を紹介したい。 アブストラクト 腫瘍微小環境のマクロファージはほとんどがM2極性…
腎臓の機能が一度失われると回復することは現代の医療では難しい。健常状態の15%程度まで機能が落ち込むと慢性腎不全と病名がつき、人工透析や腎移植しかなす術はなくなる。 近年、腎臓の機能で中心的な役割を果たすものが、腎臓内部に百万個もある「ネフロ…
乾癬(かんせん)は、MSDマニュアルによると、1つまたは複数の盛り上がった赤い斑が生じる、再発を繰り返す慢性の病気で、それらの斑は銀白色の鱗屑(うろこ状のくず)を伴う病気で、正常な皮膚との境界がはっきり現れるものである。 湿疹、発赤のような皮膚…
タイトルに掲げた書籍は、特定非営利活動法人 日本緩和医療学会緩和医療ガイドライン委員会のチームがまとめたものである。 近年、がん医療の現場では、特に患者と家族サイドから補完代替療法を求められることが多く、患者の45%が何らかの療法を利用してい…
フアイアに関連する研究論文はPub Medに掲載されているだけで70以上ある。その範囲は各種の悪性腫瘍や皮膚疾患など多岐にわたる。試験管、生体、またヒトによる後ろ向き研究や二群間によるものがほとんどだが、疾患そのものにアプローチする治療効果を検証し…
フアイアの白血病への治療効果を確かめる実験結果が、Biomedicine & Pharmacotherapy 誌に掲載された。電子版は2019年6月、誌面には2019年9月。同誌のインパクトファクターは3.743。 試験管およびマウスを利用した生体内の実験であるが、オープンアクセスで…
フアイアの胃がんにおけるヒトによる治験はまだ発表されていないが、試験管を利用した研究が、Scientific Reports誌(IF 4.525)に収録され、運営するNature Reserchの電子版にも掲載されていたので紹介する。 曰く、フアイアのがんに対する効果はこれまでの…
「がん免疫療法」という言葉のみが一人歩きして、公的な保険適用療法ではない、怪しい民間療法に高額な負担を費やしている人があとをたたない。このことに警鐘をならすために2019年5月30日、公益社団法人日本臨床腫瘍学会は「がん免疫療法に関する注意喚起に…
トリプルネガティブ乳がんとは、国立がん研究センターがん情報サービス用語集にては以下のように記載されている。 乳がんのタイプの1つです。女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)により増殖する性質をもたず、かつ、がん細胞の増殖に関わるHER2タ…
Clinical and Translational Oncology , 2019 May 2019年5月、Clinical and Translational Oncologyに「乳癌患者におけるフアイア抽出物顆粒状製品の有効性」という論文が掲載された。 後ろ向き研究でありジャーナルのImapct Factorも1.36(2018)しかないが…
副作用(副症状)は、場合によっては作用以上に重大な問題である。例えば抗がん剤において、明らかにがん細胞の縮小に効果があったとしても、副作用が酷い場合、患者はその医療計画を恨むようになる。がん細胞の縮小は目に見えないにも関わらず、数週間に及…
BMJ GUT November 2018 - Volume 67 - 11 2018年5月に電子版、同年11月にトップコンテンツとして英国の医療研究論文専門誌「GUT」にフアイアの研究結果が掲載された。 GUTの名の通り、胃腸病学の主要な国際ジャーナルであり、消化管、肝臓、胆道系および膵臓…
NCI フアイアは米国国立がん研究所のNCIシソーラス(薬辞典)に登録されている。(登録コード C125001)
カイ栓菌の菌糸体からエキスを抽出し、その他の成分を添加して顆粒状に製造したものが現代のフアイア。 フアイアの製造方法としては、まずフアイア(キノコ)の菌糸体を培地に移植。次に、工場内の環境において数ヶ月以上培養する。成長した菌糸体から培地を…
カイ栓菌の菌糸体エキス。もともと槐(エンジュ)の老木に生えるキノコのうちの1種類だけがフアイアらしい。つまり槐の木に生えるキノコがすべてフアイアというわけではない。 フアイア(キノコ)は中国の古書にも登場する生薬。東晋時代(317年〜420年)の…